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ハクトウワシは月世界の夢を見るか?(前編)
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2007/07/14(Sat)
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![]() 切手図版はHYPERPhilatelistから無断拝借。 すんません、この切手持ってないんです……m(_ _;)m 注:このコラムはHYPERPhilatelist記事「moon」で提示された ナゾについて憶測をたれまくる内容です。先に↑を読んでね! HYPERPhilatelistで提示されたナゾは、 「この月はエラー(うっかりミス)ではないのか? 裏焼き?」 という内容でした。 確かにいつも見ている月とは模様が違うようです。 結論を言います。 これは「多くの人が期待しているようなエラー」ではありません。 ↓
では、順番に図を見比べてみましょう。
![]() ![]() まず実際の月の画像と切手の月画像を比べてみましょう。 明らかに模様が違います。 月はいつもほぼ同じ面を向けながら地球の周りを公転しています。 例えるなら、動物のぬいぐるみのしっぽを捕まえて ハンマー投げのようにぶん回してると思ってもらえればOK。 地球の重力に引っ張られながら、いつもお尻を向けてるわけですね。 (Wikipedia「月」の「月の秤動(ひょうどう)」参照) つまり、時刻や方角によって向きは違うことはあっても、 模様自体が異なることはあり得ません。 →月に住んでいるのはだれ?参照。 日本もアメリカも北半球なので大体同じ状況と思ってもらってOK。 ではこの切手に描かれた模様はいったい何なのでしょうか? ![]() ![]() 先ほどの画像を反転して、さらにずらしてみます。 ![]() ![]() はい、これでほぼ同じですね。 では、この切手の月は「模様をずらした月」ということでいいのでしょうか? ――違います。 よ〜く図をもう一度見てください。微妙に違いますよね? 切手の月の方が月のへりに向かってひしゃげています。 そりゃそうですよね。月は丸いんですから。 しかしながらアメリカですから想像で模様を描くまでもなく、 資料写真はNASAあたりから用意できるはずです。 でも、こんな月面写真はありうるんでしょうか? あり得ます。 おそらくこれは月の側面(の裏焼き)です。 先ほども書いたように月は地球にいつもほぼ同じ面を向けています。 この面のことを「月の表面」、逆に見えない側を「月の裏面」と呼びますが、 模様がいっぱいある「表面」に比べて、「裏面」は目立った模様が ほとんどないのが特徴です(理由については諸説あり)。 →キヤノンのペーパークラフトサイトの「簡易月球儀」参照 つまり切手の月の右下側が「表」、左上側が「裏」にあたります。 もうおわかりでしょう。 この切手のデザイナーは地球から見えるはずのないイメージを わざわざ選んでるのです。 最初から現実に見える形を描こうとはさらさら思ってないのです。 だから裏焼きしよーが何しよーが好き勝手なわけですよ。 ではなぜ、月を切手に描くのではなく、 切手に月を合わせたのでしょうか? 後編へ続く! |
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