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手紙
2006/11/12(Sun)
手紙 手紙
東野 圭吾 (2006/10)
文藝春秋
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差別はね、当然なんだよ。
犯罪者やそれに近い人間を排除するというのは、
しごくまっとうな行為なんだ。
我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。
自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる――
すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。


昨今「自殺予告」によっていじめ問題がクローズアップされるようになって、
「命はかけがえがない」なんてフレーズがあふれるようになった。
そんな空々しい言葉なんて、誰の心にも響かないのに。

で、そんなとき金八先生こと武田鉄也がこんなことを言った
「いじめるヤツにどんなに説教しても変わらない。
 大事なのはいじめられているヤツを鍛えること」
生徒個人というミクロな視点の話であって、学級・保護者・学校・国など
マクロな視点が欠けてる、というのはある。でも真をついている。

「皆さん」が人間である以上、いじめはなくならないのだ。

この本の中では強盗殺人をして刑務所に入った兄を持つ弟が
社会的に理不尽な扱いを受ける。
どうしてこうなんだと憤る、隠そうとする、堂々とすればいいと考える。
そのことごとくが現実の前に木っ端微塵にされる。
罪は消えない。差別はなくならない。だからどうするのか?
あらゆる理想論・現実論の先に出た、弟の選択は重い。

四の五の言わずに一気に読むべし。
これだけ心に響く小説は本当に久しぶりだ。

追記:
第129回直木賞候補作だったらしい。
昨今の芥川賞・直木賞は読んで捨てるようなものばかりなので、
ブンガクってこんなもんかなーと思ってた。
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コメント
- tetuya @時々あほ -
いじめるヤツにどんなに説教しても変わらない。 >>
確かに説教では変わらない、刑事罰じゃないと・・・。
2006/11/12 12:17  | URL | hanako #RAa2TALo[ 編集] ▲ top
-  -
> hanako様
でも、何とかは死んでも直らないっていーますからねぇ。
ただ、「犯罪」だから捕まるぐらいの意識が浸透すれば
多少違うような気もするんで、とりあえず少年法改正ですかね。
2006/11/15 00:13  | URL | HIDEN #SJMMuUIM[ 編集] ▲ top
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